原油パイプライン建設再開へ、大統領覚書が後押し-トランスカナダはキーストーンXLパイプラインを再申請-

(米国、カナダ)

米州課

2017年01月31日

 トランプ米大統領は、1月24日にキーストーンXLパイプライン(KXL)とダコタ・アクセスパイプライン(DAPL)計画の再開・推進を内容とする大統領覚書に署名し、併せて今後国内でパイプライン建設に要する資材に米国製品の使用を求めた。これを受けて、原油パイプライン建設が再開に向けて動き出すことになり、トランスカナダは1月26日にKXL建設を国務省に再申請した。しかし、KXLの経済性には疑問の声もあり、先住民居住区周辺を通るDAPLについては近隣住民側との対立が再燃する可能性が高い。

ビジネス短信 8aad5c86d81c4da6

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