GDP成長率は6.7%、前年を0.2ポイント下回る-2016年の中国のマクロ経済統計(1)-

(中国)

北京発

2017年01月30日

 国家統計局の1月20日の発表によると、2016年の実質GDP成長率は前年比6.7%で、1990年以来の低水準となった。2015年の6.9%から0.2ポイント鈍化したものの、政府年間目標(6.5~7.0%)は達成した。政府は、2016年の中国経済は適正ラインでの成長を保ち、供給側(サプライサイド)の構造改革、適度な総需要の拡大などを進めたことで、「緩中趨穏(緩やかに安定へ)、穏中向好(安定の中、向上あり)」の状況にあり、第13次5ヵ年規画(2016~2020年)の良いスタートを切ることができた、とした。連載の前編。

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