景気回復は緩やか、リスクは汚職疑惑-政治・経済情勢をシンクタンクに聞く(2)-
(ブラジル)
サンパウロ発
2016年12月28日
テーメル政権は財政再建を最優先課題としており、その第一歩として歳出を抑制する憲法改正案が成立した。その直後に政府は、企業や消費者の債務負担軽減を図るための支援策などをまとめた景気刺激策を発表した。痛みを伴う財政改革と、景気回復に向けた取り組みをともに進めていくとしている。他方、汚職疑惑は政府や議会の中枢にまで及んでおり、政権の支持率は極めて低い。ブラジルの政治・経済情勢について、同国のシンクタンク・プロスペクティーバのマネジングパートナー、ヒカルド・カマルゴ・メンデス氏に聞いた連載の後編。
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