第3四半期の実質GDP成長率は0.2%のプラスに

(フランス)

パリ発

2016年11月08日

 国立統計経済研究所(INSEE)の発表(10月28日)によると、第3四半期の実質GDP成長率は前期比0.2%と前期のマイナス0.1%から小幅ながらプラスの伸びを取り戻した。在庫投資が押し上げた一方、民間最終消費支出は横ばい、民間設備投資はマイナス0.3%と前期からの低迷が続いた。INSEEは第4四半期の成長率を民間設備投資の持ち直しから0.4%と予測。景気の下押し要因としては、米国大統領選挙やイタリアでの憲法改正の是非を問う国民投票などを受けた欧米の政治情勢の動向を挙げた。

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