輸出競争力低下を回避可能と歓迎の声も-トランプ氏によるTPP離脱の意向表明への反応-

(タイ、米国)

バンコク発

2016年11月25日

 米国のトランプ次期大統領が、2017年1月20日の就任初日に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの離脱通知を行う意向を表明したことは、タイ国内でも大きな反響を呼んでいる。産業界では、ベトナムやマレーシアに対する輸出競争力の低下が回避できそうだと歓迎の声が上がる一方、今後の米国との2国間・多国間の自由貿易協定(FTA)交渉が困難になったとの懸念も出ている。商務省は、TPPが頓挫すれば国内産業界にとって「プラス面の影響が大きい」としている。

ビジネス短信 2199e13f76af80eb

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。