ガソリン価格自由化を前倒し、2017年から一部実施へ-貯蔵や輸送分野への競争導入がカギ-

(メキシコ)

メキシコ発

2016年10月26日

 メキシコでは4月にガソリンの輸入自由化が始まったが、価格面の統制は続いている。政府は2018年以降を予定していた販売価格自由化について、2017年から地域を限定して徐々に実施し、2018年末までに全土で全面自由化を実現させる計画に変更した。ガソリン小売業への民間企業による参入表明も出てきているが、貯蔵や輸送などのインフラは石油公社PEMEXのほぼ独占状態になっており、同分野への民間参入による競争力強化が待たれるところだ。

ビジネス短信 a61b6de4e15470d2

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