日系企業が車両納入や工事システム受注で攻勢－拡大する地下鉄網整備（2）－

　シンガポール全土で進行する大量高速鉄道（MRT）網の整備においては、2016年に入り中国や韓国のゼネコンが次々と建設工事を受注しているが、鉄道車両やトンネル掘削機の納入のほか、関連工事に必要なシステムなどでは、川崎重工業など日本企業が受注している。新たな日系企業参入の動きもみられ、トンネル工事関連などの受注競争が注目される。シンガポールの地下鉄網整備状況の後編。