景気軟化見通しで金融緩和に政策転換

(シンガポール)

シンガポール発

2016年04月26日

 シンガポール通貨金融庁(MAS、中央銀行に相当)は4月14日、2010年から継続してきた金融引き締めから、金融緩和への政策転換を発表した。MASは、2016年のGDPが当初の予想よりも緩やかな成長となるとして、シンガポール・ドル(Sドル)の上昇誘導を停止する。同日に発表された2016年第1四半期のGDP成長率(速報値)は前期比年率換算で0.0%にとどまり、国内景気の行方に厳しい見方が強まっている。

ビジネス短信 ae7e32816cad6d24

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