現地調達率の向上には産業基盤の強化が重要-アジアの原材料・部品の現地調達の課題と展望(1)-
(アジア)
アジア大洋州課
2016年03月01日
IMFの報告によると、ASEAN5(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)の2014年のGDP成長率は4.6%で、世界平均の3.4%を1.2ポイント上回る。ASEANをはじめ高成長が続くアジア諸国では、多くの日系企業から現地従業員の賃金高騰が経営上の問題点として指摘される。今後、企業はコスト低減に向け、現地調達率の引き上げや労働生産性の向上など、さらなる生産効率の改善が必要となる。本特集では、各国の現地調達の最新状況とそれぞれの国における企業の取り組みなどについて、15回にわたり報告する。
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