製造業のさらなる発展には人材育成が重要-アジアの原材料・部品の現地調達の課題と展望(5)-

(インドネシア)

ジャカルタ発

2016年03月07日

 ジェトロが毎年行っている「アジア・オセアニア進出日系企業実態調査」によると、インドネシアにおける製造原価は年々上昇している。毎年引き上げられる最低賃金に加え、現地通貨ルピアの対ドル安が原材料・部品の輸入コストを押し上げている。生産コスト削減のため、原材料・部品の現地調達を検討する企業は多いが、納品先が指定する品質・仕様に合致しないケースが少なくない。そうした中で、現地調達率が向上しているのが金型産業だ。技術移転に時間がかかる同産業では、人材の育成が急務だ。

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