2016年の新車登録台数は1,400万台回復を見込む-揺れる排ガス規制改革の行方に注目-

(EU)

ブリュッセル発

2016年01月27日

 フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に端を発して、自動車をめぐるEU環境規制が揺れている。不正再発防止のため、新車の新検査法として「実走行排ガス試験(RDE)」を導入することについては異論はないが、規制強化の方針を譲らない欧州議会と、産業界やEU加盟国などの利害も考慮して要件緩和を模索する欧州委員会との溝が深まっている。自動車メーカーに事業への影響の懸念が高まる中、欧州自動車工業会(ACEA)は2016年の新車登録台数は前年比2.0%程度と伸びは鈍化するものの、1,400万の大台を回復するとの見方を示した。

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