極右・国民戦線が躍進、得票率でトップに-地域圏議会選挙の第1回投票-

(フランス)

パリ事務所

2015年12月08日

 12月6日に行われた地域圏議会選挙の第1回投票で、フランス全土に13ある地域圏のうち6つの地域圏議会において、極右政党の国民戦線(FN)が得票率でトップに立った。失業問題や流入する移民問題に加え、11月13日に起きたパリ同時多発テロが、フランス人の雇用増、フランスの伝統的価値の維持などを訴える国民戦線への支持を後押ししたかたちだ。同党が与党・社会党(PS)、最大野党・共和党(旧国民運動連合)と並ぶ主要政党に成長したことを印象付けた。12月13日に行われる第2回投票を経て、国民戦線が複数の地域圏議会で勝利を収める可能性が高まった。

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