積極的な財政政策の加速など5政策に注力-中央経済工作会議が決定-

(中国)

北京事務所

2015年12月28日

 中国では毎年12月に北京市で中央経済工作会議を開催し、翌年の経済政策の方向性を決定する。2015年は12月18~21日に開かれ、「穏中求進(安定と前進)」の政策を堅持しつつ、経済運営を合理的な範囲に保つため、積極的な財政政策の加速など5つの政策に注力することを決めた。また、困難な構造改革の進展のため5つの重点任務に取り組む。従来同様に成長率目標の提示はなく、2016年3月の全国人民代表大会で明らかになる。ただし、習近平国家主席は第13次5ヵ年規画(2016~2020年)の建議への説明で、同期間中は少なくとも年平均6.5%以上の成長が必要だとしている。

ビジネス短信 9cf4fc9cd23b597a

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