大型案件がなく3年ぶりのマイナスに-2014年の中国企業の対外直接投資動向-

(台湾、中国)

中国北アジア課

2015年12月03日

 台湾側の統計によると、2014年の中国の対台湾直接投資額(認可ベース)は、前年比4.2%減の3億3,463万ドルとなった。伸び率がマイナスになったのは2011年以来。1件当たりの投資額が20億台湾元(約76億円、1台湾元=約3.8円)を超える大型投資案件はなかった。台中間のサービス分野の市場開放を目指す「海峡両岸サービス貿易協定」の批准をめぐる「ひまわり学生運動」の後、中国企業の対台湾直接投資案件に対する審査が厳格化しており、2015年に入ってからも縮小傾向が続いている。

ビジネス短信 3a15a0e21e468671

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。