台中、分断後初の首脳会談-台湾側は経済連携への参加などに期待-

(台湾、中国)

中国北アジア課

2015年11月13日

 台湾の馬英九総統と中国の習近平国家主席は11月7日、1949年の分断後初となる首脳会談をシンガポールで行い、台中(両岸)関係の平和的な発展の維持について意見を交換した。首脳レベルの交流が実現したことで、台湾側は、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など経済連携への参加や、「両岸物品貿易協定」の交渉加速に期待が高まっている。中国側はアジアインフラ投資銀行(AIIB)への台湾の参加に歓迎の姿勢を示しているが、2016年1月の台湾総統選挙の結果次第では今後の両岸関係に影響が出る可能性は否めない。

ビジネス短信 df79662c0bfcc955

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