補足年金の受給開始年齢を63歳に引き上げ-繰り下げ受給者には増額、繰り上げは減額-

(フランス)

パリ事務所

2015年11月16日

 補足年金制度の改正を協議していた労使代表は10月30日、補足年金の満額支給開始年齢を2019年から1歳引き上げ63歳にすることで合意した。この合意で、2020年に見込まれる同制度の赤字額を84億ユーロから23億ユーロに削減することが可能になる。人口の高齢化や雇用情勢の悪化による保険料収入の減少のため、補足年金の財政はここ数年で大幅に悪化し、2018年には財源が枯渇すると予測されていた。

ビジネス短信 73080577f1f499f2

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