ビジネス環境の課題を議長国が認識、解決に向けた協力を約束-ASEAN事務総長と日本人商工会議所連合会との第8回対話(4)-
(ASEAN)
バンコク事務所、シンガポール事務所
2015年09月15日
ASEAN日本人商工会議所連合会(FJCCIA)の岡本敏郎会頭は、ASEAN事務総長との第8回対話の場で、2015年末のASEAN経済共同体(AEC)実現と2016年以降の経済統合の深化に向け、ASEAN事務局がリーダーシップを取るよう求めた。ジェトロの石毛博行理事長は、環太平洋パートナーシップ(TPP)を1つの指標としてASEAN域内経済の自由化レベルを一層引き上げる弛まぬ改革と次世代通商ルールの導入を求めた。ASEAN議長国マレーシアのムスタパ国際貿易・産業相は、ASEANのビジネス環境上の課題を認識し、FJCCIAの要望を真剣に受け止めるとし、その解決に日本を含むパートナー国と協力して取り組んでいくことを約束した。
ビジネス短信 9531b53ed0983f80