第1四半期GDP成長率は前期比0.3%-純輸出減り消費も縮小、経済回復の懸念材料残る-

(イタリア)

ミラノ事務所

2015年07月16日

 国家統計局(ISTAT)の発表(5月29日)によると、第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(季節調整済み)は前期比0.3%、前年同期比では0.1%となった。前年同期比のプラス成長は2011年第3四半期以来。運輸・建設部門がプラス成長に寄与したが、ミラノ国際博覧会(万博)の開催に伴う一時的な経済効果だとの見方もある。輸入の拡大と輸出の伸び悩みで純輸出が減少したほか、民間最終消費支出も若干縮小するなど、経済回復に向けて懸念材料が残る。

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