中国港湾工程、世界初の人工ラグーン潮力発電工事を落札-アジアでの潮力発電開発の覚書も締結へ-

(英国、中国)

ロンドン事務所

2015年07月24日

 潮力発電施設の開発を手掛ける英国のタイダルラグーン・パワーは6月3日、ウェールズ南部のスウォンジー湾で実施される世界初の人工ラグーン(潟)を用いた潮力発電建設工事を、中国ゼネコン大手の中国港湾工程(CHEC)が3億ポンド(約564億円、1ポンド=約188円)で落札したと発表した。本工事では、契約額の約半分が英国のサプライチェーンに使われる見込みだ。今後、CHECとタイダルラグーン・パワーはアジアにおけるラグーン潮力発電の開発に関する覚書を締結する予定で、両者の協力によって将来的には英国のみならず、中国やアジアでの潮力発電開発に期待がかかる。

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