第1四半期のGDP低迷は残存季節性が要因か-地区連銀のエコノミストらが相次いで指摘-
(米国)
ニューヨーク事務所
2015年06月01日
フィラデルフィア連銀やサンフランシスコ連銀のエコノミストが相次いで、2015年第1四半期のGDPについて、季節調整がうまくなされておらず、いわゆる「残存季節性」から過小評価される傾向があるとのレポートを発表した。連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーや市場関係者の間でもその可能性が認識されている一方で、連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストからは反論レポートも発表されている。GDPを作成している商務省経済分析局(BEA)は問題を精査しており、必要があれば改善を図るとしている。
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