6月7日の総選挙、カギ握るクルド系政党の得票－与党は憲法改正に必要な議席獲得を目指す－

　6月7日に行われる総選挙（定数550）の焦点は、与党・公正発展党（AKP）が出身のエルドアン大統領が唱える「実権型大統領制」導入のための憲法改正に必要な議席を、AKPが獲得できるかどうかだ。大統領の強権化に反対するクルド系政党の人民民主党（HDP）がどれほどの議席を得るかが、そのカギを握っているといえそうだ。