サービス産業と自動車産業への投資が活発化(遼寧省)-2014年の対中直接投資動向(6)-

(中国)

大連事務所

2015年05月11日

 2014年の遼寧省の対内直接投資額(実行ベース)は前年比5.6%減の274億2,335万ドルで、契約件数は15.4%減の478件となった。同省内の投資額の51.1%を占める大連市の対内直接投資額は、3.0%増の140億400万ドルだった。特にサービス産業関連の投資が活発で、投資額で第三次産業が初めて第二次産業を上回った。2014年からデータの集計手法を変えた瀋陽市は、0.5%増の22億7,000万ドルとなった。BMWなどの自動車関連産業が集積しており、欧米系の部品企業を中心に堅調な投資が続いている。瀋陽市の自動車生産台数は2017年に200万台まで拡大する見込みで、今後も一定の投資が続くとみられる。

ビジネス短信 5530d5cfd07f0

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