反汚職法、ペトロブラス汚職事件への適用の可否に注目

(ブラジル)

サンパウロ事務所

2015年04月06日

ブラジル社会から、長年の慣習である汚職・ヤミ献金が一掃されるのか。2015年は試練の年となりそうだ。2014年1月に汚職防止の切り札として施行された腐敗行為防止法(通称「反汚職法」:法律第12846号)が、国営石油会社ペトロブラスをめぐる汚職事件の捜査に適用され、法の趣旨が生かされるのかどうか注目されている。汚職防止策として法律の真価が問われるのみならず、ブラジルの経済社会そのものも試されることになるといえそうだ。

ビジネス短信 551de55526930

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。