中国向けの不振で年後半から輸出が鈍化−2014年の貿易動向−
クアラルンプール事務所
2015年03月16日
統計局の発表(2月5日)によると、2014年の貿易総額は前年比5.9%増の1兆4,491億リンギ(約47兆8,203億円、1リンギ=約33円)だった。貿易黒字は17年連続を記録した。輸出は電気・電子製品が牽引して6.4%増加し、輸入も堅調な国内経済を背景に5.3%増加した。ただし、2014年前半は2桁の伸びを示した輸出も、四半期ベースでみると、第4四半期は0.7%増と第3四半期からさらに減速した。最大の貿易相手国である中国向け輸出の不振が続き、輸出全体を下押ししている。
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