風力や太陽光など電源の多角化進める−再生可能エネルギーめぐるアフリカ諸国の現状と今後（1）−

アフリカ大陸の慢性的な電力不足は、ビジネスを進める企業の制約要因となってきた。電力不足の解消には、設備容量の増強や、設備利用率と稼働時間の向上、複数国間での電力網の相互接続による余剰電力の融通体制の構築、送配電ロスの低下などが重要だ。アフリカでは都市が点在し、十分に活用されていない土地もある。風力や太陽光・熱、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電の可能性はないのか。自然エネルギーや再生可能エネルギーを用いた発電計画などの電力事情を7回にわたり報告する。1回目は総論。