大胆な組織改廃と王族・閣僚人事を実施−第7代サルマン新国王の体制−
リヤド事務所
2015年02月18日
1月23日のアブドゥッラー第6代国王の死去は世界中のメディアで報じられ、英米など主要国首脳からも反応があり、日本や各国からも弔問外交が相次いだ。サルマン新国王は即位演説で、世界最大の石油輸出国でありイスラム発祥の地として、国民のために歴代国王の方針を堅持すると宣言した。外交、内政、経済、資源の諸方針に急激な変化はないとみられる一方、1月29日に34本の勅令を発表し、大規模な内閣改造・政府組織の改廃や王族・閣僚などの新人事を実施し、独自色も出し始めた。
ビジネス短信 54e2d937d0020