円建て調達コスト下落もルピア安で相殺−アジア進出日系企業への円安の影響−

(インドネシア)

ジャカルタ事務所

2015年01月26日

急激な円安はインドネシア進出日系企業にとって、円建てでの調達や親子ローン返済などで、ドルベースでコストが下落するメリットがあるといえるが、全体的にインパクトはそれほど大きくないようだ。「内需型」企業では現地通貨ルピア安が収益を圧迫し、円安効果を相殺する状況だ。一方で、日本向け「輸出型」企業では円安が日本側の調達コスト上昇要因となるため、国内回帰の動きや現地法人に対する値下げ交渉が始まっている。

ビジネス短信 54c07f3490498

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