成長するIT−BPO産業、政府は拠点の地方分散化を後押し

(フィリピン)

アジア大洋州課・マニラ事務所

2015年01月23日

豊富な労働人口、高い英語能力、比較的安価な人件費などを背景に、フィリピンのIT−BPO(IT−ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業は成長を続けている。2014年の業界全体の売上高(推定値)は180億ドル(前年比16.1%増)に達し、2016年に250億ドルを目指す業界の目標も達成可能とされる。企業の進出が加速するマニラ首都圏では、従業員の人件費上昇が課題となっているが、政府や業界団体は、マニラ首都圏以外の都市への投資を誘致する取り組みを進めている。

ビジネス短信 54bf64f5c9a90

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