ジャワ島各州の地域別・業種別の最低賃金決定−中ジャワ州はジャカルタの半分未満の水準−

西ジャワ州、東ジャワ州、中ジャワ州の2015年最低賃金が11月末にようやく決定した。多くの日系企業が集積する西ジャワ州のブカシ、カラワン、プルワカルタなどの各県・市の最低賃金の上昇率は20％前後。急上昇した前年と比べて落ち着いたが、多くの地域で業種別最低賃金が300万ルピア（約2万8,200円、1ルピア＝約0.0094円）の大台に乗った。そのような中で、労働組合側はジャカルタなどでデモを実施し、最低賃金の改定などについて要求したが、大きな混乱には至らなかった。