事業拡大意欲、ASEANが中国を上回る−2014年度「在アジア・オセアニア日系企業実態調査」−

(アジア、オセアニア)

アジア大洋州課・中国北アジア課

2014年12月17日

ジェトロのアジア・オセアニア地域に進出する日系企業に実施したアンケートによると、今後の事業展開の方向性を「拡大」と回答した企業は、中国では5割を切って「現状維持」が増え、ASEANでは微減となったものの6割を保った。カンボジア、バングラデシュなど後発の新興国では「拡大」は7割以上で引き続き事業拡大志向が強い。経営上の問題点は、今回も「従業員の賃金上昇」が最大。コスト削減のため現地調達率引き上げの重要性が高まっており、現地調達率は中国では調査開始以降最高の66.2%に達した。ASEANは41.9%であり、ベトナムを除き、2010年と比べほぼ横ばいとなっている。

ビジネス短信 548f8e31007d0

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