アビジャン港、西アフリカのハブ港として機能強化−第2コンテナターミナル建設や港湾管理のシステム化が始動へ−

(コートジボワール)

アビジャン事務所

2014年10月08日

アビジャン自治港(PAA)の貨物取引量は、内政安定化で大幅に増加した2012年に引き続き、2013年もほぼ同水準を維持した。国内向け貨物は、石油製品の落ち込みで減少したが、トランジット貨物は、政府の誘致政策や陸路輸送事情の改善で、大幅に増加した。近年の西アフリカ諸国の安定成長に伴い、PAAは同地域の物流拠点として今後の貨物量の増加が予測されることから、貨物処理能力の向上が急務で、政府は、第2コンテナターミナル建設、民活型の港湾管理運営制度の導入、港湾背後地の開発などハブ港としての機能や競争力向上のための戦略を展開している。

ビジネス短信 54325406a2d78

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