2020年までに州南部からの日本向けLNG輸出を目指す−アラスカ州のガス開発と対日市場戦略について聞く(2)−
ニューヨーク事務所
2014年09月30日
アラスカ州北部の主要な天然ガス田は欧米石油メジャーなどに権益が押さえられている上、州南部までガスを運搬するパイプラインの建設には相当な年月がかかる。そこでエネルギー資源株式会社(ERI)は、近年まで日本へ液化天然ガス(LNG)を輸出していた南部のクック湾に注目。同地では州政府の政策努力でガス資源の探鉱・開発が再活性化しているという。同社はアラスカ州政府機関からの協力を得てクック湾にガス液化プラントを建設し、2020年までに日本へのLNG輸出を開始する計画だ。北部からのパイプライン建設にめどがついた段階で新たな商機を捉えるとのニ段構えの戦略を採るという。同社米国会社代表の清水俊一氏へのインタビューの後編。
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