第2四半期の実質GDP成長率、前年同期比1.2%に加速−政府、デフレ兆候は一過性との見方−
マドリード事務所
2014年09月18日
国家統計局(INE)の発表(8月28日)によると、2014年第2四半期の実質GDP成長率は、前年同期比で1.2%、前期比では4期連続のプラスとなる0.6%と、ユーロ圏主要国では顕著な伸び幅となった。個人消費や設備投資が回復の牽引役となり輸入も拡大したことから、これまでの外需頼みから内需主導への成長転換が鮮明になっている。低インフレについては、欧州経済の下振れを理由にデフレ懸念が強まっているが、政府は輸出競争力と消費拡大をもたらすとして、短期的にはこれを歓迎している。
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