スキャンダルに揺れる政権基盤、解散総選挙の可能性も−欧州議会選挙は政権与党が僅差で勝利−
ワルシャワ事務所
2014年06月23日
6月に明らかになった閣僚とポーランド国立銀行総裁との間の会話をめぐってのスキャンダルが、政権基盤を揺るがしている。秋の地方自治体選挙を前に、ポーランド政界が揺れており、解散による総選挙の前倒しの可能性も出ている。5月25日に行われた欧州議会選挙では、政権与党が僅差で野党を得票率で上回り勝利したが、投票率は23.83%にとどまり、若者の支持を得て新興勢力が議席を得るなど、政府への不満はくすぶっている。
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