ワッカー、サムスン電子との合弁会社の出資比率を引き上げ−欧州企業のアジアビジネス戦略（化学・医薬品）−

ドイツの特殊化学大手ワッカーは1月24日、子会社のシルトロニックがサムスン電子とシンガポールに設立したシリコンウエハー製造会社の出資比率を、50％から78％に引き上げると発表した。近代的で効率の良い同合弁工場をシルトロニックの事業に統合することで、相乗効果と費用対効果を狙う。インドでは1月15日、シリコン製品の技術センターの拡張工事を完了した。シリコン製品の需要拡大に対応するとともに、現地顧客への技術支援などの新たな需要に応える。