制憲議会が新憲法を承認、新内閣も発足−画期的な民主憲法に国際的期待高まる−
パリ事務所
2014年02月03日
新憲法が1月26日、制憲議会によって承認され、翌1月27日に国家・政府・議会の代表3者によって署名が行われた。ベン・アリ独裁政権崩壊から3年、「アラブの春」の火付け役となったチュニジアが、民主的プロセスで憲法制定までこぎ着けたことの歴史的意味は大きい。メディ・ジョマー新首相は同日、22閣僚と7閣外相から成る新内閣名簿をモンセフ・マルズキ臨時大統領に提出し、1月28日には制憲議会で信任投票が行われ、新内閣が承認された。国民議会選挙、大統領選挙は2014年内に実施される見通しで、政治的混乱に終止符が打たれるか注目される。
ビジネス短信 52eb48786ed70