新国家社会保障制度がスタート−全国民の72%が被保険者に−
ジャカルタ事務所
2014年01月28日
インドネシアでは、1月1日から新しい国家社会保障制度(SJSN)が導入された。これまでは労働者、公務員、貧困者などを対象におのおの異なる制度が並存していたが、新しい制度では社会保障実行機関(BPJS)を設立して従来の制度を統合し、全国民を対象とした社会保障制度を導入する。医療保障、事故保障、死亡保障、老齢保障について、2019年までに段階的に全国民の加入を目指す。しかし、導入準備の遅れや産業界からの反対の声もあり、全国民を対象とする制度構築のための財政や医療体制、貧困者対応など多くの課題が待ち受けている。
ビジネス短信 52e2045ec4888