再生可能エネルギーの陰で従来型設備の性能向上も視野に−欧州・トルコのエネルギー政策と企業動向(18)−

(イタリア)

ミラノ事務所

2014年01月06日

エネルギー資源に乏しいイタリアでは、再生可能エネルギー(RE)へのインセンティブ導入や熱効率の良いガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)の導入などによってエネルギーミックス(電源構成)に変化が生じている。電力最大手のエネルでは、特にREによる電力が急増しており、スマートグリッドを活用したREと送電網との連結に取り組む。その一方で、世界的に急増する電力需要から、当面10年間はガスや石炭などの従来型エネルギー源の利用も重要とし、それらの設備の環境性能の向上に取り組んでいる。

ビジネス短信 52b92a1d1b968

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