失業率は改善するも支援策の維持が課題−変化する中南米の労働・雇用環境(14)−
カラカス事務所
2013年12月03日
国家統計院(INE)の労働力統計によると、2013年7月の就業者数は約1,289万人、就業率は60.0%となっている。就業者数には非正規就業者も含まれており、その割合は就業者全体の40.5%を占める。非正規就業者は社会保険料を支払っていないが、政府の支援策により無料で医療サービスを受けたり年金を受給したりできる。失業率は減少しつつあるが、非正規就業者に対する政府の支援策をいつまでも維持するのは難しいとみられている。ベネズエラの労働・雇用環境について3回に分けて報告する。
ビジネス短信 5298153d96a28