欧米の公的金融機関、相次いで石炭火力発電への融資を制限

国際機関や欧米の公的金融機関が石炭火力発電プロジェクトに対し、融資を制限する新しい政策を相次いで導入している。世界銀行が7月16日に新政策を導入したのをはじめ、米輸出入銀行、欧州投資銀行と続いており、欧州復興開発銀行も近々発表するといわれている。ただし、現在世界中で計画されている石炭火力発電所の建設のうち、4分の3以上は欧米の金融機関の助けをあまり必要としないインドと中国における計画であり、新政策の効果を疑問視する声も聞かれる。