欧州委、クレジットカードなどの手数料に上限設定を提案−小売業者側は年間60億ユーロ節減の可能性も−
ブリュッセル事務所
2013年08月15日
欧州委員会は7月24日、クレジットカードやデビットカードの決済にかかる多国間交換手数料(MIF)の比率に上限を設ける規則案を発表した。提案では、規則発効日の2ヵ月後から22ヵ月間の移行期間を設け、移行期間中からクロスボーダー取引における比率の上限をクレジットカードは利用額の最大0.3%、デビットカードは0.2%に設定するとしている。移行期間後は全てのカードを対象とし、国内でのカード決済に対しても同じ率を適用する。提案は2013年9月から2014年3月まで、EU閣僚理事会(理事会)と欧州議会で検討される見通し。
ビジネス短信 520ae65990498