実質所得の回復はなお不十分−2012年家計調査−

(メキシコ)

中南米課

2013年07月30日

国立統計地理情報院(INEGI)によると、2012年の世帯平均の実質所得は1万2,708ペソ(約10万1,600円、1ペソ=約8円)と、前回調査(2010年)時より1.5%増加したものの、国際経済危機前の2006年と比べると12.8%減少した。約5割の世帯で現金支出が収入を上回っている。経済成長の恩恵を中低所得層にも広げるためには、税収基盤を強化して社会政策の財源を確保するだけでなく、所得分配の見直しも含めた抜本的な税制改革が求められる。

ビジネス短信 51f5e9d123280

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