パイプライン代替として、鉄道輸送の需要が急増−原油価格差解消に向けた取り組み(2)−
トロント事務所
2013年04月30日
パイプライン計画が多くの課題を抱える中、代替手段としての鉄道輸送の需要が急増している。パイプラインの容量不足で価格が割り引かれていたカナダ産原油は、鉄道という新たな輸送手段を活用することで市場から見直され、4月には米国産との価格差は1年ぶりに1バレル当たり15カナダ・ドル(Cドル、1Cドル=約97円)にまで縮小した。鉄道輸送は今後も成長が見込まれ、2013年末までには1日当たりの輸送量は2億5,000万バレルにまで伸びる見込みだ。連載の後編。
ビジネス短信 5179da63e01f0