2013年、2014年の東南アジア経済は堅調に推移−アジア開銀が予測−
国際経済研究課
2013年04月23日
アジア開発銀行(ADB)が4月9日に発表した成長予測によると、堅調な東南アジア経済は2013年、2014年もこの傾向が続きそうだ。一方、成長を当て込んだ海外からの資金流入が域内の経済格差を拡大させ、政治経済面での不透明感を醸成させる可能性もある。特に、最近の賃上げの動きは、生産拠点としてのメリットを削ぎ、長期の成長停滞を招く「中所得国のわな」を招く恐れが大きいだけに、同地域にはさらなる高付加価値産業の育成が求められる。
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