2012年の対中輸出は3.1%減−中国経済の減速が世界経済に与える影響−
クアラルンプール事務所
2013年03月28日
統計局の発表(2月8日)によると、2012年の対中貿易総額は前年比8.0%増の1,806億リンギ(1リンギ=約31円)と、これまでの2桁成長に比べ減速した。特に輸出は、中国国内の自動車販売が伸び悩み、ゴムなどの一次産品の輸出が大幅に減少して3.1%減となった。一方、輸入は電気・電子製品の好調などで21.3%増だった。またマレーシア投資開発庁(MIDA)の発表(2月27日)によると、中国からの製造業の直接投資は前年比65.6%増の19億7,780万リンギで、外国直接投資の国別で4位だった。中国経済の減速はマレーシアの輸出に影を落としているが、直接投資に影響はみられない。
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