中国の小型航空機メーカーによる米国企業の製品・技術の取り込みが活発化−アジア企業の米国ビジネス戦略−
ニューヨーク事務所
2013年02月08日
2012年後半は、中国の航空機メーカーによる米国の小型航空機メーカーとの合弁事業構築や企業買収などの動きが相次いだ。中国国有企業の中航通用飛機(China Aviation Industry General Aircraft、CAIGA)は2012年11月14日、米国のセスナ・エアクラフト・カンパニー(Cessna Aircraft Company)と合弁会社設立のための合意を締結したことを明らかにした。同月12日には、中国民間企業の珠海瀚星通用航空(Zhuhai Hanxing General Aviation)が、米国の軽飛行機メーカー、グラスエアー・アビエーション(Glasair Aviation)を買収したことを発表。米国企業が有する優れた製品・技術を取り込み、まずは自国市場でのビジネスを優位に進める狙いが見て取れる。
ビジネス短信 511335fbad570