ミラノで分別回収開始、堆肥作りを計画−イタリアの食品廃棄物リサイクルの現状(1)−

(イタリア)

ミラノ事務所・欧州ロシアCIS課

2012年11月19日

人口第2の都市ミラノで、2012年11月から食品廃棄物の分別回収が始まった。14年には全市で実施することを目指し、段階的に実施地区を広げていく予定だ。市内の家庭ごみの回収処理を担う公営企業AMSAは食品廃棄物を利用したコンポスト(堆肥)作りを計画している。食品廃棄物のリサイクルは法的に義務付けられてはいないが、企業から出る食品廃棄物なども環境への配慮や処理費用軽減の観点からリサイクルする動きがある。12年10月に関係団体に聞いた現状を2回に分けて報告する。前編はイタリアの食品廃棄物処理について。

ビジネス短信 50a5c10d53fc0

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