アジアへの農産品輸出拡大に期待−TPP参加に向け各国と協議(2)−
トロント発
2012年05月15日
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加問題に関して専門家は、酪農・養鶏業の保護に固執するのではなく、TPP参加による経済効果を優先すべきだとし、これら産業の部分的な開放を提案している。エド・ファスト国際貿易相は4月30日〜5月3日、オーストラリアとニュージーランドを訪問し、カナダのTPP参加を訴えたが、正式な承認の獲得には至らなかった。ただ同相は、両国との協議は確実に進展しているとし、交渉に参加できれば、供給管理制度について協議する準備があるともコメントした。連載の後編。
ビジネス短信 4fb1a23fcec98