政冷経熱の対ブラジル関係−オバマ政権の「米州ウイーク」(1)−
ニューヨーク発
2012年05月09日
4月の第2週は、9日のブラジルとの首脳会談を皮切りに、14、15日の米州首脳会議、16日のクリントン国務長官のブラジル訪問と続き、オバマ政権にとっては中南米諸国との関係強化のための「米州ウイーク」となった。しかし、ブラジルとは大きな成果が得られず、キューバの参加問題をめぐり中南米諸国と対立、首脳宣言の採択を見送るなど、米国とそのほかの米州諸国との溝の深さを印象付けた。オバマ政権の「米州ウイーク」を2回に分けて検証する。
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