プーチン氏は「強いロシア」の再建目指す−ロシア経済政策に対する専門家の見方(2)−

(CIS、米国、ロシア)

ニューヨーク発

2011年10月27日

プーチン前大統領は、CIS諸国との関係維持・強化に尽力する半面、欧米に対しては強硬姿勢をとり、WTO加盟交渉でも輸入障壁の撤廃などに抵抗して交渉は停滞した。WTOへの2011年末までの加入を目指して積極的に交渉を進めるメドベージェフ大統領の路線とは対照的だ。米国内のロシア専門家は、プーチン首相が次期大統領になれば、「強いロシア」の再建を目指すとみている。ただし、国内産業の現代化の必要性と経済大国になった中国が、「強いロシア」づくりにどう影響するかにも注目している。連載の後編。

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